はじめまして。
不動産鑑定士のケイです。
私はこのサイトで、不動産取引において、初心者が心得ておくべきこと、最初にすべきことなどを解説していきたいと考えています。
不動産取引と一口に言っても、不動産投資、不動産の売買、不動産の賃貸など、さまざまな取引があります。
それぞれの不動産取引において、必要な知識や、起こすべきアクションは異なりますが、初心者の方々には、何をどうすれば良いのか、なかなか分からないものです。
不動産取引は、知識がないほど損をしやすい分野です。損をしていることすら気づかないかもしれません。知識が豊富な取引相手から、なかば騙されているような状態で取引してしまう可能性だってあるんです。
ですが安心してください。
最低限の必要な知識を持ち、最低限の必要な行動をしていれば、相手の話を鵜呑みにしたり騙されたりすることもなく、自分自身の判断で取引を進めることができるようになります。
これから、不動産取引をしようとしている初心者の方々はこのサイトでご紹介するようなアクションをまず起こしていただき、損をしない不動産取引をしていただければと思います。
本ページは、このサイトの一番最初のページなので、
まずは、なぜ私が初心者の方々に向けた不動産取引の解説をしていきたいと考え始めたかを簡単にご紹介したいと思います。
今でこそ、私は不動産鑑定士になり、不動産の知識を持っているのですが、
不動産鑑定士の資格を取る前は不動産に関する知識は、ほぼゼロに等しい、まったくの素人でした。
ある時、相続した土地を、使い道が無いので売却することになり、不動産屋に相談しました。
相手はプロなので、いろいろ教えてもらいながら、取引を行ったのですが、
「この地域の相場金額は〇〇円くらいなのですが、駅から遠いので〇%減ですね。旗竿状の敷地なので〇%減ですね。前面道路が狭いし袋小路なので〇%減ですね。」などと言われ、相場よりもかなり安く売却させられました。土地価格以外にも手数料ですとか、登記費用ですとか、いろいろ減額され、結局は、最初に提示された金額から何百万円も安い金額しか残りませんでした。今考えると、とても腹立たしいのですが、完全に丸め込まれてしまっていたと思います。相手からしてみたら単なるカモだったと思います。
当時は不動産に関する知識がまったく無かったので、いろんなことに疑問を感じていましたが、まったく太刀打ちできませんでした。
そこで、私は不動産に関する知識をつけようと思い、さまざまな勉強をし、不動産鑑定士の資格もとりました。
不動産鑑定士は、不動産に関する最難関の資格で、司法試験、公認会計士と並び、「3大国家資格」とも言われています。
不動産取引で損をした素人から、不動産に関する最難関の資格を取得するという過程を経た私だからこそ、これから不動産取引をしようとしている初心者の方々へ、最低限知っておくべき内容や、最低限しておくべきアクションを分かりやすくお伝えできるのではないかと考えています。
本サイトを読んでいただき、不動産取引で損をしてしまう人が一人でも少なくなってほしいという思いで、本サイトを運営していきたいと考えました。
本サイトをきっかけに、読者の方々の不動産取引がより良いものになることを願っています。